電力コラムCOLUMN

ご当地電力について
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話題となっているご当地電力についてお伝えいたします。電気の地産地消とはどのようなものかと言うと、地域で生産された電気をその地域で消費することによって、送電ロスや環境負荷の低減に貢献するというものです。再生可能エネルギー源による発電を促進することや、地域経済活性化も期待できます。通常、電気は発電所から実際に電気を使用する地域に送電するまでの間にロスが生じます。電線にも抵抗があるので、電流が電線を流れる際に、電気が熱となり逃げてしまいます。距離が遠ければ遠いほど、この送電ロスが多くなります。電気の地産地消は、地元で作った電気を使用するため、送電の距離が短くなり、送電ロスが大幅に軽減できます。また、必然的に地元の企業が電気の小売り事業を行うことになり、地域経済の活性化が期待できるということで、注目を集めているのです。

各地域内で作った電気を、その地域内で消費する電気の地産地消のしくみを作るためには、電力が消費される地域に、地域で消費される電力に見合った規模の発電施設が必要になります。比較的小規模な発電施設がメインとなり、電気の需要量と供給量のインバランス制御能力が大切になります。電源となりうるのは、一般家庭のソーラーパネルやエネファーム、コージェネレーションシステム、地元企業の自家発電装置、地域のゴミ処理場、地域のメガソーラーなど、可能性は様々です。これらの電源から得られる電力を集めて、地域の企業や公共機関、一般世帯などに電力を売ることが、地産地消型新電力の役割となるのです。いずれの場合でも、地域を管轄する大手電力会社が電力供給設備を保持します。電力の売買が、大手電力会社ではなく、地産地消型新電力と需要家の間で行われるという点が違いになります。次回は、地産地消型新電力にはどのようなものがあるのかについてお話いたします。