電力コラムCOLUMN

ネガワット取引について
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ネガワット取引とは、家庭や企業で節電した電力を業者が買い取りを実施する制度で、アメリカ・フランスなどですでに実施されている制度です。具体的には、電力会社がピーク時の需要を想定し、発電を実施していたが需要が逼迫した際、電力会社が節電を要請し、その要請に応じると、報奨金が使用者に支払われる仕組みのことです。電力会社にもメリットがあり、電力ピーク時の発電を抑制し燃料費のコストダウンや、発電時に排出される二酸化炭素を削減し地球温暖化の対策など、供給側・消費者共にメリットのある制度と言えます。

電力会社から節電要請時の大まかな流れは、使用者は事前に仲介業者(アグリゲーター)と契約を締結します。電力会社が節電要請をアグリゲーターに節電要請を実施。要請を受けたアグリゲーターが家庭や企業(使用者)に節電を指示します。ただし、要請時に節電を実施しないと報酬が受け取れないので、この辺りはただ節電しただけでは取引の対象とならないので注意が必要です。アグリゲーターについては、使用者に節電を指示するだけではなく、節電方法を提案したり、利用者のエアコン等を遠隔操作したりすることで節電を実施し、今後幅広いビジネスチャンスがあると想定されます。

日本では、太陽光発電で電力の取引が行われていますが、ネガワット取引にインフラの整備も含め2020年以降、電力をリアルタイムに取引を行う仕組みを国が構築予定です。また、アグリゲーターについても、電力会社への節電量の売電による収益があり、今後の新しいビジネスという点で注目を集めています。