電力コラムCOLUMN

節電について
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●節電のためにできる工夫や効率のいい方法について

誰にでもできる、節電の方法を紹介します。
もちろん全て実践する必要はありません。できる範囲で取り組んでいただければ幸いです。

使用年数の長い家電製品を買い替える

古い家電製品を利用しているのであれば、最新の「省エネ家電」に買い替えることで、電気料金を大幅に下げることが可能です。

「買い替えによる節電効果」が特に優れているのは、

リビング照明をLEDに切り替える:年間18500円の節電
15年利用したエアコンの切り替え:年間18300円の節電
10年利用した冷蔵庫の切り替え:年間13000円の節電
8年利用した洗濯機の切り替え:年間7200円の節電

などです。
(金額は目安です)

もちろん「新品への交換費用」は決して安くはありません。
ですが、交換することによって「ランニングコスト(電気料金など)の削減」ができますので、そこまで高い「トータルコスト」にはならないはずです。
品目によっては「トータルのランニングコストの削減分>交換費用」になることもあるでしょう。

日常的に行える節電のための工夫

誰でも行うことができる節電方法をいくつか挙げていきます。

1:テレビに関する節電方法

テレビに関しては、やはり「観ないときは電源をオフにする」ことが大事です。
そうすることで液晶テレビであれば700円ほどの節約になります。
特に一人暮らしの方は「設置しているだけで、ほとんどテレビを観ない」という場合もあると思います。そういった場合、コンセントを抜いてしまっても良いかもしれません。

また、テレビ画面の明るさを最大にしているのであれば、中くらいにまで下げましょう。
これで液晶テレビであれば400円ほどの節約になります。

2:冷蔵庫に関する節電方法

まずは「季節に沿った温度設定にする」ことを心がけてください。
これで年間1600円ほど節約することが可能です。

それからご家庭によっては、「冷蔵庫の置き方」も改善する必要があるかもしれません。
冷蔵庫を壁につけないよう、少しスキマを開けて設置してください。こうすることで効率よく「放熱」をして、年間1200円ほど節約することができます。

また、冷蔵庫にものを入れすぎると冷却効率が落ちてしまうので、気を付けてください。
適度にものをしまうことで、年間1100円程度節約できます。
※「狭い冷蔵庫を使っていて、かつ使用年数も長い」という場合は新品に買い替えてみてはいかがでしょうか。

それからドアの開け閉めの「時間」と「回数」を少なくすることで、年間400円前後節約することが可能です。

そして「熱を持ったもの」を冷蔵庫に入れたい場合は、しばらく時間を置いて熱が冷めてから、しまうことをおすすめします。

3:エアコンに関する節電方法

暑い時期は「サーキュレーター」や「扇風機」と併用することをおすすめします。
そうすることで涼しく感じやすくなるため、エアコンの設定温度を上げることができます。
これだけでも「ひと夏で1部屋3000円程度」の節約が可能です。
また、扇風機の前に濡らしたタオルを置くなどの工夫をすると、さらにひんやりします。

エアコンの具体的な設定温度としては「28度」がおすすめです。
上記の工夫を取り入れていれば、「28度」でも十分です。

そして、フィルターの掃除を半月に1回程度は行いましょう(期間をあけすぎると1回ごとの掃除が大変になってしまいます)。
これで年間800円程度節約することができます。

運転方法は「自動」が最適です。
「弱運転」などにしていると、むしろ電気代が高くなってしまう恐れがあります(詳しくはお使いになっているエアコンのメーカーなどに問い合わせてください)。

また、見落としやすいですが「室外機」の周辺もチェックしておきましょう。
掃除をする必要はありませんが、「上に物を置かない」「周辺の草を刈る」などの処理は欠かせません。

●冬場の節電方法や細かな工夫

床に関する工夫

電気カーペットなどの下に保護シートや断熱材などをセットすると、消費電力を15パーセント程度下げることが可能です。

窓に関する工夫

「赤外線遮断フィルム」などを窓ガラスに貼っておくと、暖房の効率がアップします。もちろん夏場の冷房にも有効な方法です。

暖房に関する工夫

部屋の出入り口にのれんをセットすると、部屋の中から暖気が出ていきにくくなります。

●「電気給湯器」を「エコキュート」に切り替えることで、大きな節電に!

電気給湯器:電力によりお湯を作る
エコキュート:空気熱を使ってお湯を作る

という違いがあります。
そのため一般的な電気給湯器を使っている家庭の場合、エコキュートに切り換えることで電気料金を月々3000円~4000円程度節約できるケースが多いです。

ただし、エコキュート自体が決して安いものではありませんので、一概に「ランニングコストのことを考慮すれば黒字になるから、すぐに切り替えるべき」とは言えません。慎重に検討することをおすすめします。

現時点で電気給湯器の寿命が迫っているのであれば、エコキュートに移行することをおすすめします。