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プレミアム家電ってなに?ネオ・コーポレーションが考えるプレミアム家電の今後
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【目次】

  1. プレミアム家電とは
  2. なぜプレミアム家電が売れているのか
  3. 各社がプレミアム家電に力を入れているのはなぜ?
  4. まとめ…今後のプレミアム家電はこうなる

 

近年、大型家電店に行ってみると、安くて性能の良い家電が増えている反面、価格を見てびっくりしてしまうような高額家電も多く販売されています。
「このような高価な家電を誰が買うのだろう」と不思議に思ってしまうかもしれませんが、高価格帯の家電はメーカーによってはかなりの増収となっています。
そのため高額家電の販売を強化するメーカーも増えており、今後さらに商品は増えていくことが予想されます。
この高価格帯の家電は「プレミアム家電」と呼ばれており、テレビや新聞などのメディアにおいても注目されています。
ここではネオ・コーポレーションが考えるプレミアム家電の今後についてお伝えしていきます。

プレミアム家電とは

プレミアム家電とは、具体的にどのような家電のことを指しているのでしょうか。
話は少しそれますが、数年前には多くの機能が備わった家電が販売されていました。
しかし現在販売されているプレミアム家電は、多機能ではなく機能特化型であるのが特徴です。
例えばオーブントースター。ホームセンターなどにいくと、安いものであれば2000円程度で販売されています。パンなどを焼くだけですからね。
しかし、現在プレミアム家電として販売されているオーブントースターには2万円を超える商品もあります。当然ながら、ただ単にパンが焼けるのではなく、「まるで窯から出したかのような香りと食感を楽しむことができる」と評判のようです。
扇風機にもプレミアム家電があります。なんと、扇風機1台で3万円以上するものも販売されています。
扇風機はエアコンの登場で役目をうばわれた印象がありますが、エアコンが嫌いという人も世の中には少なくありません。プレミアム扇風機であれば、より自然の風に近い心地よさを感じることができます。360°首振りというものまで登場しています。
そのほかにも様々なプレミアム家電が登場しています。生活している人のために「新しい価値」を与えてくれる、それがプレミアム家電の魅力だといえるでしょう。

なぜプレミアム家電が売れているのか

先日、発表された記事にこのようなものがありました。
「パナソニック 中国市場でプレミアム家電の販売を強化」
パナソニックが中国人向けに販売しているプレミアム家電をより強化していくという内容でした。ただ、タイトルだけ見ると「富裕層の中国人が行う爆買」をイメージする人がおられるのではないでしょうか。
しかし、記事の内容を読むと、かつて注目された「爆買」とは少し訳が違うことが分かります。
日本の白物家電は価格競争によって各社とも売上を下げてしまいましたが、技術においてまだまだ信頼度が高いことも事実です。そのため、日本製の家電を好んで購入する外国人は多いのです。

前述した通り、プレミアム家電はただ単に機能を増やしたというものではなく、より価値を楽しむことができるようにと、各メーカーが情熱を注いだ結晶なのです。技術力が高い国内メーカーだからこそできることです。海外のファンもそれを望んでいるのでしょう。

各社がプレミアム家電に力を入れているのはなぜ?

そもそもオーブントースターに2万円、扇風機に3万円も支払って購入するのか?という問題があります。それでも各社はプレミアム家電に力を入れるようになりました。
これはなぜなのでしょう。
この答えになるようなトピックがありました。それはみなさんもよくご存じ「iPhoneX」の登場です。
これまでのiPhoneは、日本でのシェアが大きいとはいえ、格安スマホも登場していることから販売台数は減ってきていました。
そんな中で登場したのが「iPhoneX」。iPhone8の時点でもかなり高い価格設定でしたが、iPhoneXはiPhone8をさらに上回る価格で発売されました。
販売元のアップルはあえて格安ではなく、高価格帯で勝負したのですね。
結果的に販売台数はそれほど増えなかったものの、売上高は約370億ドルで、20%増という伸びを見せました。
この「iPhoneX」の手法が、各社のプレミアム家電に力を入れる要因のひとつになったのかもしれませんね。高いから売れない訳ではない、商品力があれば高くても購入する人はいる、ということがわ分かったのです。

まとめ…今後のプレミアム家電はこうなる

これからも家電メーカーから素晴らしい商品が販売されることでしょう。
日常生活が潤うような、そんな家電が販売されることを望みます。
今後の国内メーカーの動きに目が離せないですね。