電力コラムCOLUMN

過去最多の被害、九州電力が「熱中症防止」プランを発表 高齢者の熱中症リスクを抑える
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この記事は2018年8月1日に書かれた記事です。

九州電力が、75歳以上の方がいるご家庭を対象に「今年の暑い夏を乗り切ろう!お年寄り応援プラン」という割引プランを発表した。
7月23日の受付開始から、電話が殺到しており、つながりにくい状態が続いた。

2018年は全国で記録的な猛暑日が続き、7月23日には埼玉県熊谷で41.1℃を記録、5年ぶりに日本歴代最高気温を更新した。気象庁の全国歴代最高気温ランキングの上位3つが2018年に記録されたものとなっており、今年の夏の異常気象ぶりを物語っている。
(ちなみに、埼玉県熊谷の後は、2018年8月8日の岐阜県美濃 41.0℃、2018年8月6日の岐阜県金山 41.0℃と続く)
そんな中、問題視されているのは熱中症による被害である。2018年は熱中症で救急搬送された人数が過去最多となり、死亡者の数も100人を超えている。熱中症による被害を抑えるため、啓発活動なども行われているが、高齢者の死亡率は依然高いままである。

九州電力が発表した、今年の暑い夏を乗り切ろう!お年寄り応援プラン[熱中症予防プラン]は、熱中症対策の一環として扇風機やエアコンなどの冷房機器を積極的に使用することを推奨するプランである。部屋の室温を適度に下げ、気温や湿度が高くなるのを防ぐことも水分・塩分補給と同様、重要な熱中症対策となる。

申込期間:2018年7月23日~8月31日まで。
割り引き:8月と9月の電気料金が10%割引となる。
申込対象:75歳以上の高齢者がいるご家庭で、現在九州電力「スマートファミリープラン」もしくは「従量電灯B」を契約している方。
申込方法:九州電力営業所に電話で申込み。